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新古今和歌集「見渡せば山もとかすむ~」解説・品詞分解・現代語訳

「黒=原文」・「赤=解説」・「青=現代語訳

作者:後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)

 

見渡せば  山もとかすむ  水無瀬(みなせ)(がわ)  夕べは秋と  (なに)思ひけむ

 

 

ば=接続助詞、直前が已然形だから①原因・理由「~なので、~から」②偶然条件「~ところ・~と」③恒常条件「(~する)といつも」のどれかであるが、文脈判断をして②の意味でとる。ちなみに、直前が未然形ならば④仮定条件「もし~ならば」である。

 

何=副詞、どうして、なぜ

 

けむ=過去推量の助動詞「けむ」の連体形、接続は連用形

 

見渡すと、山のふもとはかすみ、(近くには)水無瀬川が流れている。夕暮れは秋の季節がよいとどうして思っていたのだろうか。(春の夕暮もまた良い。)

 

 

 

『新古今和歌集』まとめ

 

 

 

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